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戦闘メカ ザブングル : ミニ英和和英辞書
戦闘メカ ザブングル[せんとうめか ざぶんぐる]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦闘 : [せんとう]
  1. (n,vs) battle 2. fight 3. combat 
メカ : [めか]
 【名詞】 1. (1) (abbr) mechanical 2. (2) mechanism 3. (3) mechanic 4. , (n) (1) (abbr) mechanical/(2) mechanism/(3) mechanic

戦闘メカ ザブングル : ウィキペディア日本語版
戦闘メカ ザブングル[せんとうめか ざぶんぐる]

戦闘メカ ザブングル』(せんとうメカ ザブングル)は、1982年(昭和57年)2月6日から1983年(昭和58年)1月29日まで、名古屋テレビを制作局として、テレビ朝日系で毎週土曜17:30 ‐18:00(JST)枠に於いて全50話が放送された、日本サンライズ(現・サンライズ)制作のロボットアニメである。英語表記は、'。日本サンライズ創立10周年〔旧・創映社名義から通算して〕記念作品。。日本サンライズ創立10周年〔旧・創映社名義から通算して〕記念作品。
== 概要 ==
富野喜幸が名義を富野由悠季と改め、『伝説巨神イデオン』以来2年ぶりにTVアニメの監督としてこの時間枠に復帰した作品。本作『戦闘メカ ザブングル』の後、『聖戦士ダンバイン』、『重戦機エルガイム』、『機動戦士Ζガンダム』、『機動戦士ガンダムΖΖ』まで1年もののTVアニメとして連続5作品を送り出すことになる。
前番組『最強ロボ ダイオージャ』が放送開始した1981年の春には、リアルロボット作品として『ガンダム』の評価が定まってきており、ガンプラなど関連商品が大ヒットを記録していた。同年秋にはリアルロボット作品として同じサンライズ制作の高橋良輔監督による『太陽の牙ダグラム』のTV放送が始まり、このプラモデルの販売も好調だった。ただし『ダイオージャ』の後番組にリアル路線では視聴者の抵抗が大きいと判断されたため、本作はリアルさにおいて『ガンダム』と『ダイオージャ』の中間的な作風となった〔マーチャンダイジングライツレポート1981年12月号〕。
当初は『エクスプロイター』という仮称で鈴木良武吉川惣司らを中心としたシリアスな宇宙物のロボットアニメ企画として進められていた。富野が制作に加わってからはキャラクターデザインなどを除いて一新され、「“西部劇のような世界”に“ガソリンエンジンで動き、自動車のようなハンドル(ステアリングホイール)アクセルペダルで操縦する巨大ロボットウォーカーマシン(以下WM)”が登場する、派手なロボットアクションを前面に出した作品」となった。
富野は登場人物が悲惨な結末となるいくつかの作品を以前に制作しており、本作は「“誰も死なない作品”とする」との決定の元に制作された。現実には物語上で恨みや仇という関係を作るために、脇役やゲストキャラには相応の死者は出している一方で、物語に大きく関わる者は戦闘で敗者となる者でもほぼ死ぬことはなく、戦闘後に逃げ出す姿が描かれた。作品そのものは非常に明るいコメディタッチで描かれており、仇役であるティンプ・シャローンやキッド・ホーラといった敵役のキャラクターたちも何処か憎めないキャラクターとして描かれている。
主人公・ジロンの顔はコンパスで描いたように丸くデザインされている(このため作中で「どマンジュウ」「メロン・アモス」などのあだ名で呼ばれている)。このデザインについて湖川友謙は、後に発行されたムック内では「前々から暖めていたものであり、必ずしもコメディを意識して用意したものではない」と語っていたが、その後の研究本では「コメディを意識して」と発言している。全キャラクターについてに共通した特徴があり、「虹彩のない単色の丸い瞳にハイライトの白線が斜めに一本入っている」のみの単純なデザイン(通称「ネジ目」)となっている。なお、企画段階ではキャラクターの服装は世界観にあわせ変遷したものの、顔は「エクスプロイター」の時から一貫して「ネジ目」だった。
本作では宮崎駿の作品が意識された。本作のスタッフの仕事振りに不満を持った富野が「カリ城を見習え!」と鼓舞激励した〔不滅のスーパーロボット大全〕。出渕裕によると、同じく宮崎監督作である『未来少年コナン』からの影響が指摘されており、富野自身も『コナン』を模倣するところから始めたと証言している〔『富野由悠季インタビュー集 富野語録』ラポート、1999年、pp.72-73.〕。出渕によれば富野は宮崎のやっていることに憧れを持っていたそうである〔聖戦士ダンバイン ノスタルジア〕。
本作は、単なるロボットアニメとは異なり、いくつもの新機軸と言えるアイディアを盛り込んでいた。
その一つに「主人公メカザブングルが物語の途中で破壊され、全く別の新型機ウォーカー・ギャリアに乗り換える」という、いわゆる主役機の交代劇がある。
それまでにも「『ゲッターロボ』から『ゲッターロボG』へ」など、主人公が主役ロボットを乗り換える事例は存在したが、それらはあくまでも物語が一度完結した後での後継作品の中での事だった。物語の途中で、しかも番組タイトルとなっているマシンから別のマシンへの乗り換えは、ロボットアニメでは異例の出来事だった。これは、本作品が宇宙劇から西部劇への変更により、主役メカのデザインがどうしても世界観に馴染まないため行なわれた措置だった(アイアン・ギアーの項も参照)。
なお、ザブングルは当初から2機が登場し、もう1機は他のキャラ(主にエルチ・カーゴ、ラグ・ウラロ)が使用して最後まで活躍した。さらに、劇中には登場しないものの、登場人物から劇中に登場する2機の他にも存在することを示すセリフがある。スポンサーのクローバーによると、2機のザブングルは合体する予定だったという〔トイジャーナル1982年4月号〕。番組後半はこの合体したザブングルの商品が投入される予定だったが、代わりに前述のギャリアが発売された。
また、ザブングルとギャリアを合成して再設計した新型WM・ブラッカリィが敵側の戦力として登場し、ザブングルやギャリアを苦戦させるという展開が見られる。更に、主人公達の乗艦である大型母艦アイアン・ギアーは同型艦が二度に渡って登場し、1隻目のグレタ・ガリーとの戦闘では、大破したアイアン・ギアーを捨てて乗り換え、2隻目ギア・ギアとは双方巨大WMに変形しての格闘戦を繰り広げている。
『ガンダム』では、人型のロボットが登場するためのSF的な理由付けが設定されていた。本作にもその理由付け設定があり、「破壊された地球から逃げ出した人々(イノセント)の“再び二本の足で大地を踏みしめたい”という願い」から生まれたことになっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「戦闘メカ ザブングル」の詳細全文を読む




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